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【高校2年生A班】修学旅行3日目

2024.11.10

昨朝に比べるとひんやりしていたものの、比較的暖かい朝でした。

7:00 朝食

昨日の長崎散策の疲れもあり、さすがにしっかり寝た生徒が多かったからか、6:50頃まで朝食会場の生徒の姿はまばらでした。しかし、7:00の集合時間には遅刻することなく全員が集まることができました。

 

9:10 被爆者講話

11歳の時に被爆し、ご家族が死傷するという辛い経験をされた松尾さんに当時のお話をしていただきました。戦時中の不安と緊張が絶えない日常、厳しい食生活、そして原子爆弾炸裂後の状況を語ってくださいました。爆発直後は原子爆弾に関する知識がなく妙に冷静だった人々、徐々に明らかになる被害の全貌、芽生える焦りと恐怖。実際に体験したからこそ伝わってくる生々しい描写や感情がこもったお話でした。

視覚による情報は映像や遺物を見ることで多少の追体験ができます。しかし、嗅覚や聴覚の情報・肌で感じる空気感、刻々と変化する状況を静止画から想像することは難しいです。被爆された方の話を聴くことでしか知り得ません。被曝経験者の平均寿命が85歳になった今、被爆者講話を聞くことがますます難しくなっています。今回、松尾さんからお話を伺えたことは何にも変え難い貴重な体験となりました。本当にありがとうございました。

真剣にメモを取りながら話を聴く生徒たち。 感謝を込め、代表生徒から花束を贈りました。

 

10:20 原爆資料館見学

パネルや模型・映像による解説を通して、原子爆弾について理解を深めることができました。多くの生徒たちが展示を見たあとに、世界各国の核兵器の保有数の多さについて問題意識をもって話をしていました。

講話後ということもあり、松尾さんの話の内容と重ねながら原子爆弾について、真剣に学んでいました。

 

その後はバスでお弁当が配布され、ハウステンボスへ向かう道中に腹ごしらえを済ませました。

 

13:30 ハウステンボス

昼前からは雨が降り出してしまいましたが、予定通りにハウステンボスに到着。クラス写真を撮ってから各々のグループで分散していきました。

あいにくの空模様でしたが、生徒たちはそれぞれ友達と一緒のハウステンボスを楽しんでおり、笑顔が溢れていました。

陽が傾き、イルミネーションが点灯する頃には想いが届いたのか雨が小康状態に。ハウステンボス内でアトラクションや夕食、イルミネーションを楽しんでいました。

出国ゲートでの点呼は20:30。まだまだ時間が足りない!と言いながらフォトスポットで写真を撮ったり、名物の佐世保バーガーやポテトを頬張ったり、お土産を選んだり…。名残惜しそうな生徒もいましたが、しっかりハウステンボスでの半日を満喫できたようです。

点呼の時間は全員きちんと守ることができました。最高の思い出を胸に、今夜もしっかりと休んで最終日の太宰府天満宮付近の散策に備えて欲しいと思います。

 

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