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伝統・やぶつばき

正門付近にあるカンツバキの樹

「人知らで花咲き実る藪椿」

「只藪椿は藪椿ながらに花の開くべきときは開き、実の結ぶべきときは
結ぶものとの覚悟を有するのみであります。」

創立者 市邨芳樹 『語集やぶつばき』より

正門付近にあるマツの樹

「桜は桜 松は松たれ」

桜も松も植物、樹木ということでは同じだが、質がまったく違う、そもそも種類が違うのだ。違いというと勉強ができる・できない、能力が高い・低い、速い・遅い、大きい・小さい、こうした差でもって他人を見、自分を理解していくことに私たちは慣らされている。「桜」と「松」は、こうした多い・少ないの違いではない。色の違い、姿の違い、味わいの違い、数値化されない、同じ物差しで測ることのできない質の違いで人をみているのだ。ミカンとリンゴのどちらがいいか、スミレとタンポポはどちらが春の花として相応しいかと言われても答えようがない。そもそも比較することが無意味というしかない。「一人ひとりに与えられたものは一人ひとり違う。桜と松というように、同じ人間だが、質が違う。それぞれの持ち味を存分に発揮しろ。」と市邨先生は言う。

『高校生のための「やぶつばき」読本』より

建学の精神に由来する高蔵のクラス名

高蔵のクラス名に草木の名前が使用されているのは、建学の精神「桜は桜 松は松たれ」に由来しています。「持って生まれた性格や能力は、一人ひとり違う。他人をうらやんだり、自分をさげすんだりする必要はない。『昨日より今日、去年より今年』と、自分にある力を最大限伸ばすよう努力することが、大切である」という教えです。高校では「木へん」の漢字が、中学では、「草かんむり」の漢字が、それぞれクラス名に使われています。

大切にしている日々のコミュニケーションホームルーム日誌

毎日、各クラスで記入されているホームルーム日誌。当番の生徒は、3ページ以上、1日の授業や学校生活について振り返り、テーマ作文を書きます。ホームルーム日誌の記入は、生徒にとって、自分の気持ちや考えを整理することのできる重要な機会となっています。担任は、ホームルーム日誌を通じて、生徒やクラスの状況を把握するように努めています。また、当番の生徒が日誌を渡しに来た際に、担任は10分ほどの面談を実施しています。担任はホームルーム日誌を、クラスの生徒とのコミュニケーションを図る大事なツールと位置づけています。