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心の独立

2019.10.07

喜あれば之を分かち憂あれば之を共にする。(「藪椿」9-4)

慇懃無礼な商人根性を軽蔑し、薄利を厭わず、消費者の満足に尽くすのが「商士」である。自分が得ることよりも、他人に与えることを優先するのである。

今の世を見よ、老いも若きも「して欲しい」「して貰いたい」の大行列、大合唱ではないか!

謂れのない施しを受けたり、哀れみをかけられたりするのを、「恥」とは感じなくなってしまったのか。

 

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